桜井芳生 2000年2月25日
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000219【主要命題】日本型の、情報「三」階級分化が進行しつつあるのかもしれない。すなわち、フルインターネッター・iモーダー・その他、の三階級である。
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000219アメリカを中心に、とくにインターネットをつかえるかいなかでの一種の情報階級分化の進行が盛んに議論・懸念されている。
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参照
http://204.193.246.62/public.nsf/docs/070799-new-report-falling-through-the-net-digital-divide
http://www.undp.org/dpa/frontpagearchive/july99/12july99/index.html
000219が、日本では、アメリカ型の「インターネットにつながっている/いない」の二階級分化ではなくて、いわば「三」階級分化とでも言うべきことが進行しているのかもしれない。
000219問題は、例の「iモード」である。これはとても便利なツールだ。今後iモードに対応したホームページも増加するだろう。
000219が、問題は、iモードをつかっていると、パソコンでインターネットにつなぐ必要をあまりかんじなくなってくるということである。
000219また、最近の若い人のうちでは、固定電話を契約していなくて、携帯電話しかない場合がおおい。で、たとえ自宅にパソコンをもっていても、ワイヤード(電話線経由)でインターネットに接続するのに「敷居がたかい」ひとがおおいだろう。
000219こうして、「iモード(的携帯電話)」の普及とともに、現在のインターネットの利用のかなりの部分が、「iモードで、済む」ようになっていくだろう。
000219こうして、「パソコン買わなくていいや」「パソコンあるけどネットにつながなくていいや」、「iモードあるから」という「層」が増えていくだろう。
000219若年層に限れば、このような「iモーダー」が、(大?)多数派になる可能性が非常に強いといえそうだろう。すなわち、ネットに接続している端末は会社のだけ、電話は携帯だけ、自宅にはパソコンがたとえあってもスタンドアローン(ネットにつながっていない)、というパタンである。
000219が、いうまでもなく、iモードなど携帯電話のみのネット利用は当分「制約」が残るだろう。
000219こうして「フルインターネッター」「iモーダー」「その他」の三階級分化の進行が仮説できるだろう。
000219で、「フルインターネッター」(自分のパソコンでネットに接続して、ネットを、フルに、活用しているひと)と、「iモーダー」との「階級格差」は、おそらく「当事者」が自覚している「以上に大きく」なるのではなかろうか。
000219【注意】上記では、「第一階級」を「ネットにつながったパソコン」に対応させたが、今後も「パソコン」が続くかどうかはわからない。暫定的に「パソコン」と呼んだまでである。イイタイコトは、「パソコンであれなかれ、インターネットの利便をフルに活用できるシステムを持つヒト」と、「簡易・安価な、携帯電話兼用端末で、「済ませる」ヒト」との分化が生じるだろう、ということである。そして、その分化は当事者が考える以上に、大きな意義をもつのではないか、ということである。
000219 iモードなどについてご教示くださった多くの方に感謝します。関連する、御体験・ご感想など、およせください。謝謝!!。