ラブホテル遠因説(「ラブホ」仮説)
桜井芳生020926 Yoshio SAKURAI all rights reserved 2002/09/26
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桜井芳生です。こんにちは。
また、しょーこりもなく、こんなことかんがえちゃいました。
ご笑覧いただけると幸いです。
ごぞんじのとおり、昨今の日本の「少子化」の大きな原因は、「晩婚化」であるといわれている。その晩婚化の理由には諸説あるが、一つの有力な説として、いわゆる「パラサイトシングル」仮説がある。
↓
一方、これも、ご存じのとおり、最近の日本若者の性体験率は上昇している。
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出生動向基本調査による未婚者の性交経験の有無 |
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異性との性交渉 |
男 子 |
女 子 |
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第9回 |
第10回 |
第11回 |
第9回 |
第10回 |
第11回 |
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(1987年) |
(1992年) |
(1997年) |
(1987年) |
(1992年) |
(1997年) |
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あ る |
53.0 % |
54.9 |
60.1 |
30.2 % |
38.3 |
50.5 |
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な い |
43.1 |
41.5 |
35.7 |
65.3 |
56.3 |
43.5 |
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不 詳 |
4.0 |
3.5 |
4.2 |
4.5 |
5.4 |
6.1 |
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総 数 |
100.0 % |
100.0 |
100.0 |
100.0 % |
100.0 |
100.0 |
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(標本数) |
(3,299) |
(4,215) |
(3,982) |
(2,605) |
(3,647) |
(3,612) |
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資料:国立社会保障・人口問題研究所『第11回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)第U報告書−独身青年層の結婚観と子ども観−』 |
http://www1.ipss.go.jp/tohkei/Relation/2_Factor/Fa_Detail.asp?fname=1_kekkon/1-2-A29.htm&title1=A)結婚を取り巻く社会の変化&title2=出生動向基本調査による未婚者の性交経験の有無
↓
とすると、当然、素朴な疑問として、「日本の若者は、親元にすんでいて、「どこで」セックスをしているのか?」という問がわいてくる。
↓
もちろん、ケースバイケースでしょうが、、、、。多くの場合、「ラブホテル」でしょう、ねぇ?
欧米の多くの国では、日本のラブホテルに相当するものをあまりみかけない。(この点、私疎いので、ぜひ、お詳しい方ご教示ください!)
他方、欧米の若者は、成人前後に、親と別居するのがふつうのようだ(これも、データ的裏取りしたいとおもいます。「数字」の出所ご存じの方は、ぜひ、ご教示ください)。
やはり、彼らは、(多くの場合)、親元はなれて、自分のアパート(とか)で、セックスしているんでしょうねぇ。(もっとも、去年スウェーデンの遠い遠い親戚のうちにおじゃましたら、そこの息子さんのガールフレンドが、別荘に、(その息子さんといっしょに)「ずっと泊まって」いました!。さすが、スウェーデン!)。
↓
親と別居して、彼か彼女のアパートとかでセックスしているのなら、「家賃もったいないから?、一緒にすんじゃえ!」となりやすいでしょうねぇ。これで、欧米の「同棲」率の高さがうなずける。
というわけで、ラブホテルのある日本若者にとっては、いっそうのこと、「親元から出る」誘因は存在せず、つまりは、ラブホテルは、晩婚化・少子化の、遠い要因であるといえるかもしれない。
【検証可能な予測】もし上記の推測がただしいとすると、ラブホテルが相対的に少ない場所(たとえば、県の条例かなんかでラブホテルの営業がしにくいとか)、では、比較的「早婚」であることが、予測できる。どなたか、ラブホテルが強く規制されている県とかご存じないですか?。
深謝。深謝!!
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