桜井芳生 著作権保持000923 Yoshio SAKURAI. All rights
reserved.2000/09/23
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http://member.nifty.ne.jp/ysakurai/
【主要命題】
○それでも、一人で、まずは一回ニューヨーク語学研修を強くおすすめする。
○高い金を払っているのだから、遅刻・欠席しないこと。
・白タクに注意。
・スリに注意。
★あなたの具体的な英語学校経験・評価をお教えください。
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000923みなさんお久しぶりです。桜井(鹿児島大、現代メディア文化)です。前にメールでおしらせしたとおり、三週間ほど、ニューヨークに語学研修・資料収集にいってまいりました。いま、帰路の途中で、成田空港の待合室でこれをかいています。(例によって、格安チケットなので、成田で乗り換え5時間待ち、それから福岡まで飛んで、さらにそこから夜行バスで鹿児島に帰ります。日本半周ツアーですね。トホホ、、、)。
000923【ニューヨークでホームステイは、「安くて、おすすめ?」】
000923ニューヨークは前に一度行ったことがありましたが、長期滞在してみたい都市でした。また、最近学生さんたちに、ニューヨークでの語学研修をおすすめしていた手前、自分でも一度、ニューヨークで語学研修してみたいとおもっていました。
000923私が行ったのは、「アクセント・オン・ランゲージ」http://www.accentonlanguage.com/html/といういわゆるふつうの町の語学学校です(ただし政府公認のI?20の出せる学校です)(いわゆる「ESL」(English as second language)のコース)。
000923ここをえらんだのは、ほとんど「消去法」です。マンハッタンをあるきまわりたかったので、マンハッタンにあって、午前中で授業が終わる学校という条件でした。
000923今回は、飛行機の切符がとれたのが、おそかったので、まえにサンフランシスコにいったさいに御世話になった、エンバシー・CES(http://www.cescorp.com/)は、「すでにホームステイは満員」とのことでした。また、ZONIという学校も選択肢にありましたが、メールの返事がおそかったりしていまいち信用にかけるのでやめました。
000923出発の10日前ほどにやっと飛行機の切符がとれました。あわててメールで学校の手配をしました。宿泊(今回は、ホームステイ)の手配は学校がやってくれました。なんとか返信がきて、無事、いけることになりました。
000923学校・宿泊の費用は、三週間で、約1600ドル(17万円くらい?)です。学校・ホームステイの相場としては、ふつう(チョイ、高め?)、といったところでしょうか。
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000923しかし、ご存じのようにニューヨークは、ホテル代が高いところです。ニューヨークの高いホテル代を考えると、ニューヨークでホームステイをするのは、けっこう狙い目だとおもいます。ホテルなら、まあ安めのホテルで一泊100ドル、アパートをかりても一月1500ドル位は覚悟しなければならないようです。
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000923ニューヨークに留学中の知人に会って(その際は、ほんとうにありがとうございました。深謝。)、「授業料・宿泊込みで、三週間1600ドル」と言ったら、【安いですね】といわれました。
000923【ところが、行ってみると、、、、】
000923が、やはり、「行ってみないとわからない」ことは、おおいですねぇ。いろいろうわさには聞いていましたが、実際にニューヨークにいってみて確かめられたことが多かったです。
000923実際に英語学校にいってみると、ニューヨークはかならずしも英語の勉強をするところとしては、ベストとは言い難いところでした。
000923まず、第一に、日本人ならびに日本人の学生が非常に多い、ということがあげられます。私の行ったアクセントでは、約7割が日本人生徒といった感じでした。これはおそらく、以下述べる「ケンブリッジ英語学校」をのぞくと、ほかの学校もおなじ境遇だと予想できるでしょう。
000923おそらく、ニューヨークは、日本人以外には「物価・滞在費が高すぎる」都市といえるのでしょう。それで、くるのは日本人ばかりとなってしまうのかもしれません。
000923日本人が多いので、どうしても日本人どうしで、日本語をしゃべってしまいます。放課後も日本人どうしでつるんでどこかへ出かけるという人が多いようでした。せっかくアメリカにいるのに、英語をしゃべらず、日本語ばかり、と、なりかねません。
000923第二に、学校の緊張感が低いということが指摘できます。学生ビザの要件であるI?20が発行されるので、I?20目当ての学生が多くみられます。「ビザ不要の3ヶ月」を越える滞在をしている学生さんたちのほとんどは、このパタンにはまっているといってもいいぐらいです。そのため、せっかく高い授業料をはらっているのに、遅刻・欠時(二コマのうち、後の一コマにしかでない)・欠席がとてもおおいです。もちろん、本当は、遅効・欠席するとI?20はとれないのですが、その辺は学校のほうも、「商売」ですので、「魚心あれば、水心」で、かならずしも出欠にきびしくありません。
000923これから行くひとは、このような「ダレた長期滞在者(失礼!)」の雰囲気にながされずに、一日一日高い授業料をはらっているのだとこころして少なくとも「無遅刻・無欠席」を保つようにしましょう。
000923第三は、この学校の欠点ですが、英作文・スピーチの指導がなかったということです。わたしが、少し英語がはなせるようになったのに大きな要因は、カリフォルニア大学で英語学校にいったさいに、一ヶ月毎日自由英作文を書かされ、それをもとにして毎日簡単なスピーチをさせられた、ということがあげられます。
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000923「英語を話す」といっても、定番的・挨拶的やりとりをのぞくと、結局あたまのなかで英作文をして、それを口にだしているわけです。「英作文」ならびに「毎回スピーチ」の課題がこの学校ではなかったので、ちょっとまとまったことをはなそうとするとよどんでしまう学生がおおいようにかんじられました。
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000923これから学校をえらぶ人は、「英作文」の指導があるかどうか、確認してみるのも得策だと思います。
000923【ニューヨークは、安き(低き)に流れる危険の多いところだった】
000923上記の第二の理由と関連しますが、ニューヨークの英語学校で長期滞在している日本人とはなしてみると、もちろんすべてがすべてというわけではありませんが、いわば「日本から逃避してきた」ような人が多いようにかんじられます。英語学校に通っているのはあくまで、「第一ステップ」なのだが、その次にニューヨークでなにをするのがはっきり決まっていない、ようなひとがすくなくないようでした。
000923もちろんはじめは、ニューヨークに「大いなる可能性」をいだいて渡米された方が多かったのでしょう。
000923しかし、確実な予定もなくとりあえず英語学校にいって、学生ビザをキープしている。I?20を得るためには、週20時間授業を受けねばなりません。が、月曜から金曜まで、毎日四時間英語の授業をうけづづける、というのは、けっこうしんどいことです。
000923で、そのうち、遅刻しがち、欠席しがちになってしまう。となると「類は友を呼ぶ」で、同様な境遇にある日本人どおしでつるんでしまう。(学校で、ある日本人の学生さんが、別の学生さんに、しきりに「麻雀しようヨ」とさそっていたのが印象的でした)。
000923【それでも、まずは、ひとりで・ニューヨーク短期語学研修、を強く推奨する!!】
000923以上のように、ニューヨークは「必ずしも英語研修のためには、ベストの土地ではないかもしれない」「特に長期滞在の際には、安きに流れる危険がある」といえます。
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000923しかしそれでも、とくに鹿児島など「地方」の学生さんたちには、やはり「一人で、ニューヨーク短期語学研修」を強く推奨したいとおもいます。
000923鹿児島など地方の学生さんは、全般的にいって、本人が思っている以上に、「コドモ」のようです。「世間知らず」のようです。そのためちょっと世間を知っているだけでほかの学生に差をつけることができます。
000923そのため、別稿でも述べたとおり、「一人で飛行機に乗った、回数・距離」にかなり「比例」して「就職に成功」する確率高まるようです。
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000923ならば、どうせ「一人で飛行機に」のるなら、ニューヨークにまでいってしまいましょうよ。
000923鹿児島の学生さんなどは、ずっとジモトでそだって、ジモトの高校にいって、ジモトの大学にはいって、親元から大学に通って、ジモトの「コンビニで、バイトしている」といったパタンの人が多いようです。これでは、「世間知らず」になるのも無理はないかもしれません。
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000923ならば、地球の裏側(ニューヨークは東京と時差が13時間です)までいって、一ヶ月ほど、「一人で」母国語の通じないところにいって、ホームステイして「他人のうちの飯を食ってくる」、「他の国の友達を作ってくる」のは、「オトナ」になるいいトレーニングになる、とおもいます。
000923「安全のために」という理由で、「オーストラリア」とか「カナダやアメリカの田舎」に、「集団で」語学研修にいく、というパタンがおおいようです。が、これでは上記のメリットの「大半」が減じてしまうでしょう。
000923というわけで、鹿児島など地方の学生さんたちには、それでも、まずは、ひとりで・ニューヨーク短期語学研修、を強く推奨したい、と、おもいます。
000923【注意点】
000923注意点をいくつか。
・学校の申し込み方について。海外語学研修が初めての人は、「大学生協」など、信用のおける代理店で手配してもらうのがいいでしょう。3万円ほど、手数料がかかりますが、しようがないでしょう。
000923二回目からは、インターネットをつかって、自分で手配すると英語の勉強にもなる、とおもいます。詳しくは、拙稿http://member.nifty.ne.jp/ysakurai/tannki.htmをごらんください。
・また、空港からホームステイさきまでピックアップサービスをしてくれるところがほとんどなので、初めての人はこれも利用しましょう。1万円ほどかかりますが、これもしようがないでしょう。(自分でタクシーをつかっても、どうぜ30ドルはかかりますし、、、)。
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000923今回、私はケネディ空港で、「白タク(無認可タクシー)」にひっかりそうになりました。自分で行く人は、白タクにひっかからないようにして、かならずイエローキャブをつかいましょう。(もっとも、帰りは、ステイ先のおばさんに、なじみの白タクを紹介してもらって、安くあげました)。
・旅行保険に必ず入ること。なれない土地では、体調を崩しやすいです。かならず、旅行保険に入りましょう。ちょっとでも体調がおかしいなとおもったら、すぐに保険会社に電話しましょう。たとえば、AIUなら、日本語で応対してくれて、日本語のできる医者の往診を手配してくれて、無料だとおもいます。
000923【「ニューヨークは、危険」か?】
000923(今度は、博多のバスセンターで、書いています)。ニューヨークは危険だとよくいわれます。たしかにそうかもしれません。
000923今回の私の滞在は、マンハッタンから川を挟んだクイーンズというところにホームステイしていました。そのため、朝晩地下鉄で、登校・下校することになりました。地下鉄の期間指定パスを買ったので、「乗り得」なもので、ニューヨークの地下鉄にのりまくりました。
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000923夜オフブロードウエイの劇場から地下鉄でかえったり、夜ハーレムのアポロシアターからも地下鉄でかえったりしました。が、特に怖いおもいはしませんでした。
000923ただし初めてハーレムにいくとき、地下鉄のなかで知らないうちに、ガムをデイパックにくっつけられたりしました。
000923また、オフブロードウェイでの、「ブルーマン・グループ」の「チューブズ」というパフォーマンス(必見!)をみたあと、劇場をでたところで、一緒に観ていた日本人のおばさんたちが、「財布がみつからない」などと騒いでいるのをみかけました。スリは多いようです。【財布はひも付き】にしましょう。
000923全般的な印象としては、いわれているよりは、また五年前にきたときよりも、だいぶ(地下鉄をふくめて)ニューヨークの治安はよくなってきているように感じます。
000923【ニューヨークは危ないので、いけません】とかいうひとが、「ジャーナリスト」になれるとおもいます、か?。
000923ただし、以上は、男の一人歩きでの印象です。【女性(のひとり歩き)の場合には十分注意】しましょう。とくに、夜になると、がらっと、雰囲気が変わるようです。「一人で行け」と言いましたが、向こうで【友達を作って、夜などは団体行動】するのもいいかもしれません。具体的に注意すべき所などは、『地球の歩き方・ニューヨーク』を御参照のこと。
000923【好評。「ケンブリッジ英語学校」】
000923上記のように、あまり評判のいい英語学校のないニューヨークですが、唯一いい評判を聞くのが、「ケンブリッジ英語学校http://www.cambridgeschools.com/」(ケンブリッジ大学とは関係なさそうです)です。
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000923私の行った「アクセント」にも、「ケンブリッジ英語学校」からの「転校生?」がきたので、いろいろきいてみました。彼は、二つの学校が「あまりにちがう」(つまり前者はチョー怠惰で、後者はチョー厳しい)のでおどろいていました。また、日本人比率も高くないようです。
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000923やる気のある人は、ケンブリッジ英語学校をぜひねらってみましょう。
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000923ただし、(昼間は)「5週間コース」のみ、「コース開始日指定」です。また、「宿舎の斡旋を学校がしてくれない」のが、初心者にはきついと思います。実際に、彼に聞いたところでは、「ツーリストの生徒はいなくて、みんなこっちにすんでいる人ばかり」とのことでした。
000923というわけで、【「初心者」の人は、「ケンブリッジ」に固執しない】で、代理店とよく相談してふつうの学校でしようがないでしょう。期待しないでいけばあまり幻滅しません。また、「学校がわるい」というよりも「生徒が悪い」ので、周りの生徒の「だるさ」に影響されずに緊張感をたもって「無遅刻・無欠席」でがんばれば、それなりの効果は期待できるとおもいます。
000923今後はさらに、なるべく「具体的」に、ニューヨークの英語学校の評価を収集したいとおもいます。【ニューヨーク(あるいは、その他の場所でも)に語学研修をなさった経験のあるかたは、ぜひ、具体的学校名ととおもに、あなたの評価をメールでおおしえください!!。】
(あと、コロンビア大学の国際関係論のマスターコースにご主人が留学中という女性とも同級生でした。ご主人はコロンビア大学のESLにいかれたそうです。【コロンビアのESLもなかなかきびしくてよさそう】ですね。)
000923【「アメリカに行かないと英語はできるようにならない」でしょう】
000928現在英語習得をめぐっては大きな問題点は三つあるでしょう。すなわち「1.英語を習得することは、必要か」「2.英語を習得するためには、渡米することが必要か」「3.渡米したとして、英語学校にいくことが必要か」、です。
000928第一問題については、最近少し認識をふかめました。機会があれば、別稿で論じてみたいとおもいます。ひとつだけ、結論の一部をのべると、「たとえ、貴方にとって、本当に英語が必要でなかったとしても、TOEICなどの点数で、「選別」されてしまう可能性・危険性は高まっている」ということです。
000928第二・第三問題については、WEBページで従来述べているのと意見は変化ありません。ので、結論だけのべておきましょう。
000928(第二問題への解答)ごく少数の才能ある人をのぞいては、(とくに、本稿を今読んでいるような、貴方には、!?)、英語習得のためには、渡米(など英語圏への渡航)は、「ほとんど必要」でしょう。日本で勉強する英語と、アメリカで勉強する英語では、いわば「脳のつかうところがちがう」ような気がします。
000928(第三問題への解答)ごく少数の才能ある・ないし・意志の強い・ないし・環境に恵まれている人をのぞいては、(とくに、本稿を今読んでいるような、貴方には、!?)、渡米したとして、「英語学校に通う」ことは、「ほとんど必要」でしょう。(ただし、「十分」ではありません。ので、反論する人はご注意)。アメリカの英語学校(ESL)に行くことは、英語習得にとってかならずしもベストの方途ではないかもしれません。が、英語学校にいっていないひとの大部分は、「それ未満」の道しかたどっていない、とおもわれます。
000929【おすすめ、「チューナー付き」ウォークマン】
000929アメリカの町をあるきまわっていても、歩いている最中のほとんどは英語を聞いているわけではありません。
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000929ので、「チューナー付きの録音もできるウォークマン」(と、テレビのイヤホン端子から入力するコード)を持参することをおすすめします。
000929ステイ先に帰宅時に英語のラジオ(テレビ)番組を録音しておいて、町歩きをするさいに、それを再生してきいていました(地下鉄はラジオが入らないし)。繰り返して聞きたいので、わたしは「10分」ものの生テープを何本か日本から持参しました(アメリカでは「10分テープ」をみたことがない)。
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000929【クレジットヒストリーがないと、ケータイも買えない?】
000929英語学校で、英会話でおしゃべりしているさいに、おもしろい話をみみにしました。ある生徒さんが、携帯電話(アメリカでもいよいよケータイが普及しつつあります)を契約しようとしたら、「クレジットヒストリーがないから」といって、断られたということです。
000929すでに別稿でものべましたが、クレジット・金の出入りを巡る「履歴」が、大きな意味をもっているようです。日本でも早晩にたような境遇になる可能性が高いでしょう。
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000929みなさんも、クレジットカードの支払いを焦げ付かせないよう・サラ金に安易に手をださないように、十分注意しましょう。
000928【宗教ネタを少し】
000928今回の渡米の問題関心の一つは「宗教」でした。あまりつっこんだ取材はできませんでした。が、いくつか気がついたことはありました。
000929イスラム教については、期待したほどの変化をかんじとれませんした。電話帳でみても、モスクはマンハッタンに一つしかのっていませんでした。そこを訪ねてみると、ハーレムのアパートの一階で、ちょうど金曜正午の礼拝のおわったところでした。人種的にはほとんど黒人で、アラブ系・白人・東南アジア系・東アジア系の人はみあたりませんでした。
000929なんといっても一番目についたのが、ユダヤ教です。ユダヤ教徒をしめす小さい丸い帽子(黒いつば付きの帽子ではなくて)をかぶっている若い人をあちこちでみかけました(平日でも)。これは5年まえとは著しい変化です。あるひとなどは、その帽子のうえから、ウォークマンのヘッドホンをかけていました。
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000929電話帳でみると、マンハッタンに80ものシナゴーグがありました(これはべつに最近の変化ではないでしょうが)。一つをたずねてみました。五番街・42丁目で、日本ならさしづめ銀座四丁目交差点といったところでしょう。そこの地味なビルの二階に小さなシナゴーグがありました。
000929バーンズ・アンド・ノーブルなどの本屋でみても、ユダヤ教関係の本が、本棚5本分(棚、5枚分ではないですよ!)以上もあってびっくりします。
000929あと、本屋でみる限りは、キリスト教と仏教へも、関心が高まっているようです。(これも、別に最近の変化ではないでしょうが)ニューヨークは町歩きしていると、大きくて豪華な教会が多く目につく町です。また、本としては、「ダライ・ラマ」がちょっとしたブームのようでした。
000929私が住んでいたクイーンズ(マンハッタンの「川向こう」)のある町では、非常に住民は多民族(ヒスパニック、韓国系、中国系少し、黒人少し、白人少し)でした(私のステイ先の女性は、ドイツ系ユダヤ人と中米インディオとの混血でした。一緒にすんでいたおばあさんは、スペイン語しかできず、英語を全くはなしませんでした)。ハングル文字の(すなわち韓国系の)「キリスト教会」を複数目にしました(そのひとつでは、「公文式」をやってました)。
000929ニューヨークは、人種的にも言語的にも、孤独感を喚起する都市です(英語が通じないひとがけっこういる)。こんな都市では、宗教でもやってないととても持たないような気がします。先進国の近未来を示しているかもしれません。
000923【本屋さん情報】
000923本屋さんフリーク桜井の定番の書店情報をすこし。今日のニューヨークの書店状況は、アメリカ最大の書店チェーン「バーンズ・アンド・ノーブル」に席巻されている、といった状況です。マンハッタンに5店もあり、どれも、他の書店の大きさを圧倒しています。5店全部チェックしてみました。私見では、ユニオンスクエア店が最大の品揃えのように感じられました。四階だてほどのビル全体が書店になっています。
000923が、バーンズ・アンド・ノーブルでも品揃えは完璧ではなく、当てにしていた本がみつからないこともありました。人文系では、ニューヨーク大学・ワシントンスクエアそばの、posman booksも、のぞいてみることをおすすめします。この店は確か『地球の歩き方』にのっていなかったとおもいます。(ご教示いただいたH氏に深謝)。
000923また、私の好きな、アメリカ第二(?)の書店チェーン「ボーダーズ」もみつけました。Park Ave.×57th st.の交差点の北東(ティファニーのそば)。こちらものぞいてみるといいと思います。(『地球の歩き方』の地図にのみのっています)。
000923また、全米最大の古書店Strand Book Storeものぞいてみるとびっくりする、とおもいます(これは、『歩き方』356ページにのってます)。
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001016(追記)【まずはニューヨーク。二回目は、有名大学付属のESL ?】
001016上記の文章を配信したところ、「なぜ、とくにニューヨークなのか」「やはりニューヨークがいいのか?。危険でないか?。西海岸とどっちがいい?」などのお声を複数の方からいただきました。いくつか追記しておきたいとおもいます。
001016まず、本稿は、おもに、鹿児島をはじめとする日本の「地方」の学生さんたちを、第一に想定読者にしておりました。上記でかいたとおり、今日日本のいわゆる地方の学生さんは大都市の学生とくらべると、全般的に「世間知らず」であると感じているわけです。それで、すこしでも、東京やニューヨークなどの「大都市経験」をするだけで、少なくとも地方の他の学生とはかなり差がつく、とおもっています。
001016というわけで、どうせ行くなら、(二度も三度もいくかどうかわからないので)、「まずは、ニューヨーク」をおすすめしたわけです。
001016「西海岸か、東海岸か」という問いもあります。が、サンフランシスコは、ニューヨークとくらべるとだいぶ規模が小さいですし、ロスアンゼルスは一つの大都市というよりハイウェイで結ばれた複数の町のネットワークという感じですので旅行者にはあまり向きません。ので、まずは、ニューヨークをおすすめします。
001016ニューヨークは危険ではないか、という問いもありますが、銃保持が禁止されていることもあって、住んでいる分にはあまり危険は感じません。(もちろん、安全には「自己責任」で十分ご注意ください。万一のことがあっても私は一切責任は負えません)。
001016【二回目は、有名大学のExtensionを、狙う】
001016が、これも述べたとおり、ニューヨークは、英語学習の面ではベストとは言い難いので、「二回目」は「英語習得効果重視」に戦略を変えましょう。
001016いろいろうかがったこと、ならびに自分のカリフォルニア大学での経験、からすると、「有名大学の付属学校(Extension)のESL(English as Second Language)」がやはりいいみたいです。ただし、学校によっては、「ESL」と呼んでいないところもあるようです。
001016 Extension(付属学校)のESLだと、その大学・大学院の「予備学校」的意味合いがあるので、ある程度は学生をできるようにしなければ、という「緊張感」があるようです。また、有名大学では、少しは「学校の名前のプライド」もあるでしょう。大都市から(少し)離れた大学町にある場合も多いので、「勉強に集中」しやすいでしょう。
001016これまた「どうせいくなら、超有名校」をねらってみてはどうでしょうか。世界のトップクラスの学生・大学院生と同じキャンパスで勉学するのは、たとえ自分がESLであっても、いい経験になるでしょう。Extensionなら、「入試で落ちる」ということもなく手続きとお金さえ十分なら誰でもいけるのではないでしょうか。
001016「世界の超・有名大学」って、どこだかわかりますか?。私もよく知らないのですが、アメリカなら、ハーバード、イェール、コロンビアなどの「アイビーリーグ」各大学、カリフォルニア大学各校(とくにバークレーとUCLA)(カリフォルニア「州立」大学とは違います)、スタンフォード、MIT、シカゴ、、、、といったところでしょうか。イギリスなら、オックス・ブリッジとロンドン大学所属の各校、といったところでしょうか。
001016ただし、上記大学のすべてにESLコースにあたるものがあるが未確認ですので、ご容赦ください。また、有名大学では、「親切でない」「スケジュールの融通が利かない」「高い」という傾向があるようです。この点も、御覚悟のほど。
001016日本人の学生が多くていやだ、というひとは、「日本では有名でないけど、レベルの高い大学」のExtensionをねらうのも「手」だとおもいます。「US NEWS WORLD REPORT」のホームページ http://www.usnews.com/usnews/home.htm の「Best Colleges」「Best Grad Schools」や、信用のできる代理店の助言などを、参考になさってください。
(ご教示くださった皆さんに感謝します)。
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