970414【「ネットワーカー=二流」仮説】(桜井研究所通信)

          桜井芳生
          
sakurai.yoshio@nifty.ne.jp
http://member.nifty.ne.jp/ysakurai/
 

【主要命題】少なくとも現代日本においては、ネットワーカーは、社会的にいって、「二流」となる(である)危険性がある。

****************************

まさに、ネットワーク上で、こんなことをいうのは、「それをいっちゃあ、おしまいだよ」みたいなものかもしれないが、

少なくとも「現代日本」においては、ネットワーカーは、社会的にいって、「二流である、蓋然性」・「二流となってしまう危険性」、があるのではないだろうか。

インターネットなどがある程度普及しつつあるとはいえ、未だ日本においては、ネットの外の「現実社会(世間)」と「マスコミ」こそが「オモテ社会」であろう。

このような「オモテ社会」に何らかの疎外感・不十分な被承認を、感じている人たちが、好んで「ネット」社会に参入するということはありそうなことだ。

というわけで、ネットは、「時代の最先端」であるかのようにみえるが(これはこれで正しいと思う)、じつは「二流」のものたちが、相互承認しあう二流社会、となる(である)可能性もあるだろう。

われわれネットにふれる者は、

1。自分のネットへの選好は、じつはオモテ社会へに不適応によっているのではないか、と反省してみる。

2。自分の「被承認欲求」のはけ口としてネットが機能しているのではないか、と反省してみる。

などしてみると、いいかもしれない。

謝謝!!

桜井芳生ホームページに戻る