970415人文科学基礎・桜井クラス・メモ
桜井芳生
sakurai.yoshio@nifty.ne.jp
http://member.nifty.ne.jp/ysakurai/
【最重要助言:いまや「ワープロ」を買ってはいけない!!(「パソコン」を買いましょう)】
【書いたファイルは、必ず「ハードディスクとフロッピーに、別々に、二カ所に」、バックアップをとること】
【現代大学生の「英語力」は、危機的状況にある。いますぐ、TOEICをうけよう】
【インターネットの講習は、必ず受けてください】
【パソコンは、迷ったら「アプティヴァ」(IBM)にしたら?】
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【知的最前線への、挑戦!!】
本クラスの人文科学基礎(基礎ゼミともいう)の趣旨は、【近現代人文諸科学の最前線への挑戦】とする。
すなわち、【一流の学者の研究業績】を理解しつつ、【エラそうな学者に、だまされない!】知性の陶冶を目指そう。
【無断欠席者には、単位を認定しない】
事後報告でもいいから、欠席の場合は必ず、いうこと。ただし「無理」はしないでください。「健康第一」。
【テーマ自由の、個人発表】
必ずしも問題関心が同じものが集っているわけではないので、テーマは、各人の【自由】とする。「世の中に存在するものは、すべてがすべてに関係している」ので、必ずしも「人文科学」のラベルに固執しなくていい。経済でも、法でも、自然に関することでも、自由にテーマ設定してほしい。二年以降「専攻」するつもりの専門とも関係しなくてもよい。
グループ発表にすると、「あなたまかせ」になりがちなので、【個人発表】にします。
発表・期末論文(ホームページ)に関するすべての責任は【あなた一人で負う】ことになる。【誰も助けてくれないよ】。心して準備するように。
「個人発表」とすると、人数の都合から、「五月半ばから、毎回二人ずつ」発表しないと、消化できない。発表は【番号順】とします。
【文献紹介+自分の考察(論文構造設計表を必ずつける)】
というわけで、スケジュール的にかなり切迫しているので、すぐに「準備」しないと間に合わない。
で、「文献紹介+自分の考察(論文構造設計表を必ずつける)」を基本パタンにしましょう。
大学一年生という「かけがえのない貴重なフレッシュな時間」を捧げるに値するような【超一流】の文献を読んで、紹介し、
それに刺激されて「あなたが考察したこと」を展開する。
たんなる【「感想」にならない!、ように、「論文構造設計表」を必ずつける】ことにしましょう。
【レジュメは、「引用・文章」主体で。「要約・箇条書き」は不可!】
発表は必ずレジュメ(プリント)をつくってください。
表題、【年】月日、発表機会、氏名、メイルアドレス、電話番号明記。
授業時間前に【20部】コピーしてきてください。
文献の紹介に関しては、【「要約」すると、著者の論述が不十分なのか紹介者の紹介が不十分なのか、の解釈の正確性問題が生じる】。したがって、【「要約」せずに、「正確に引用」】(抜き書き)(ページ数を明記すること)してください。
自分の考察に関しては、【箇条書き・体言止め・チャートなどにすると、「自分では、論理的でわかりやすいつもり」でも、「聞き手からすると、ぜんぜん論理的でなく、なにをイイタイかわからない」となる】ので、
ちゃんとした【文章で、書いて】ください。(論文構造設計表添付)。
【テーマ・ネタ本、をすぐ選ぶ】
以上のように、時間的余裕がありませんので、テーマやネタ本は、【あまり悩まずに、パッと見で、すぐに選んでください】。
ソッと貴女だけに「ホントのこと」をお教えすると、「テーマに固執するよりも、おもしろいネタ本を探して、それに依拠」したほうが、おもしろい発表ができます。
【やすい本に、ひっかからないこと!!】
本の選択の最大の注意点は、【やすい本に、ひっかからないこと!!】です。
「本代」よりも「時間」の方が貴重です。二年後には誰も読まなくなるような本を、大学一年の貴重な時期にテキストにするのは、ばからしいでしょう。
本代をけちらないように。まあ、一回の発表に「少なくとも1万円は、本を買う」「300冊立ち読みする」「30時間立ち読みする」「毎月二万円本を買う」つもりでがんばってください。
「安っぽい本にひっかかった」場合には「大幅減点」します!!。
【桜井の推薦本+300冊立ち読みしてそれより認識利得のある二冊】
具体的な本の選び方ですが、まず桜井が何とか一冊ほど推薦します。
教師依存症になっても困るので、その「推薦本」よりも、さらに認識利得のある本を、「二冊」程度「自分でさが」してください。「文献探しの・・・」参照。
ジュンク堂で「立ち読み300冊」が最低条件。で、都合「とびきり認識利得のある、三冊」程度をよみ、
そのうち「一番おもしろい一冊」を中心に、紹介してもらえればけっこうです。
【適当に、読みとばせば、よい】
みなさんの多くは、人文書籍になれてないので、はじめは、「宇宙人の言葉」のようなものだと思います。みんなはじめはそうです。気にしないで、どんどん読み飛ばしてください。
どうせ、レジュメをかくさいには、いやでも精読しなければならなくなりますので、はじめの「一読」めは、細かいところは気にしないでください。
【早めに、「レジュメの引用部分」を書き始める】
発表の失敗の最大の原因は、「準備が遅れる」ことです。
そうならないための最大のコツは、【構想がなくても、レジュメを書き始めること】これにつきます。
みなさんのレベルで(失礼!)「腕組みして構想を練って」も、なにもまとまりません。
それよりも【頭を使うより、手を使う】で、どんどんレジュメを書いてしまいましょう。
上述の【引用+考察の二段ロケット方式】は、ここで真価を発揮します。
前半の「引用」部分は、「頭を使わず」にもどんどんできてしまうわけです。
まずは、「引用部分」を書いてしまえば、それから、安心して自分の「考察」を考えていけるわけです。
だいたい【発表の、一週間前には、引用部分を終えておく】ようにしましょう。
【ワープロ(パソコン)当然。MS−DOSファイルで】
いうまでもありませんが、ワープロ書きを強くおすすめします。(なければ手書きでもしようがない)。
日程の余裕があれば、「ホームページ」づくりをあとでしたいので、文書は、「MS−DOSのテキストファイルでかく」習慣にしましょう。
【期末論文、ホームページ、試験!】
発表のしっぱなしでもしょうがないので、発表ならびにそれへの議論をふまえて、「期末論文」を提出してもらいます。
日程の余裕があれば、ホームページ作りの講習をして、この期末論文を「ネット化」したいとおもいます。(インターネットに載せても恥ずかしくないものをかいてください)。
それから、はじめに勉強したこと、他者へのコメントの、「チェック」の意味で、簡単な「期末テスト」を考えています。
【「人文基礎」で、充実した知的大学生活のスタートをしましょう!!】