【キーワード案出階級と、時間空間の「華厳」化】(桜井研究所通信)

                 桜井芳生
                 sakurai.yoshio@nifty.ne.jp
                 http://member.nifty.ne.jp/ysakurai/

961003【主要命題:キーワード案出可能階級に対してのみ、時間と空間はともに 華厳化する。】

961003ネット時代において「新鮮さ」を追 求できる能力は、サーチエンジンに「なにをキーワードとして放り込めるか」によ るのだろう。

961003つまり、来るべきネット時代では、「キーワード案出可能階級」と「キー ワード案出不能階級」とに階級分化するだろう。

後者は、現在の「テレビとテレ ビ欄とのコンビ」への依存状態とたいして変わらないだろう。

いわば、浅薄な 「強いられた新しさ」への依存が続くだろう。

それに対して、前者の「キーワード案出階級」にとっては、 WEB上の時間に関して「遠い過去も、近い過去も、現在も」同じ近しさで たちあらわれるような「華厳的?」時間感覚が,成立するかもしれない。

961003このことは、WEB上においていかにして情報を「発信」するかにも「効いて」くる。「キーワード案出可能 階級」を「相手」に想定する限りは、「どこにページ」を置こうが違いはない。 サーチロボットが引っかけてくれさえすれば、他の「有名」ページと「無差別」 である。すなわち、「遠いところも、近いところも、ここも」同じ近さでたちあ らわれる華厳的?「空間感覚」が生じる可能性がある。

それに対して、キーワー ド案出不能階級を相手にしている限り、相手は「ネットサーフィン」として「い もづる的」にしかやってこない。よって、「一等地にどれだけ近いか」が効いて くる。すなわち「インターネットモール」に象徴されるような、「タカノフルー ツパーラー前」的空間感覚に依然として依拠してしまう。(すでに、ネット上の 「一等地」は「利権化」し、売買されている)。

961003【まとめよう】。WEB時代においては、人は、「キーワード案出可能階 級」と「不能階級」とに二分される。前者においては、「時間」も「空間」も 「華厳」化する。しかし、「不能階級」にとっては、時間は「テレビ欄的強いら れた新しさ」的なままであり、空間も「タカノフルーツパーラー前」的なままで あろう。

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どうもこれ自分で読んでもよみにくいですね。

【イイタイコト】は、カンタンで

【Web時代においては、サーチエンジンにキーワードをいれることのできるやつにと っては、時間も空間も「等距離化」するだろうが、そうでない人にとっては、時間も空 間もいまと同じようなもの】ということです。 謝謝!!

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